玉華堂 Gyokkado 濃厚なのに、後味はすっきりとろうま食感。繰り返し食べたくなる、魔法のようなプリン。

スプーンですくって、一口ぱくり。
その瞬間、瞬く間に溶けていくプリン。とろける・なめらか食感。
そのスプーンの一杯一杯を味わっていくと、あっという間に瓶は空に。
濃厚なのに、後味はすっきり。
ああ、また食べたいな……。
繰り返し食べたくなる、
魔法のようなプリンを作っているお店が磐田市にあるらしい。
そんな噂を聞きつけて、
やってきたのは「遠州菓撰 玉華堂」です。
おいしさの秘密を探っていくと、
そこで見つけたのはお客様への変わらぬ想いでした。

玉華堂の極ぷりん
店頭にも並んでいます

お話を伺ったのは専務取締役で、菓子職人でもある 鈴木順也さん

若いころに和菓子の修行を積み、
それから今日まで玉華堂で開発・製造を行っています。

専務取締役で、菓子職人でもある 鈴木順也さん
鈴木順也さん
裏ごしには布巾を使用しゆっくりと漉していく

歴史

「玉華堂」の歴史を辿ると明治まで遡ります。
創業明治23年、1890年に餅屋として誕生し、
饅頭や赤飯を中心に販売していましたが、
お客様からのニーズに応え、和菓子作りを開始。
そして現在は洋菓子も含めて製造・販売をしています。

冠雪を生クリームで表した「富士山」と厳選した「静岡抹茶」
冠雪を生クリームで表した「富士山」と厳選した「静岡抹茶」

—— KIWAMI PUDDING ——

「美味しく安らぐ菓子創り」

社訓の中にも含まれているという、この玉華堂のモットーには
「食べてくれたお客様に心の安らぎを提供できるお菓子作りをしたい」
そんな思いが込められています。
家族での団欒であったり、自分へのご褒美であったり、
お土産であったり、晴れの日であったり…。
日常の様々なシーンで、
玉華堂のお菓子を食べて笑顔になれるように。
玉華堂の、創業当初から決して変わらない想いです。

プリン作りのデモンストレーションをしてくれました
プリン作りのデモンストレーションをしてくれました

和菓子屋が作るプリン

玉華堂のお菓子のなかでも特に人気だという「極ぷりん」は、
10年ほど前から販売を開始し、
今では玉華堂の定番商品となっています。
一口食べると、そのなめらかさと絶妙な甘さに思わずにっこり。
更に驚くのはその後味。
プリンを食べた後とは思えないほどすっきりしています。
こうして食べみると、何度も買っていくリピーターの方が
とても多いというお話にも頷けます。
世間で様々なプリンが売られている中で、
選ばれ続ける「極ぷりん」。
その答えは、玉華堂ならではの「極み」ポイントにありました。

材料は手早く、節ができないように混ぜていく
材料は手早く、節ができないように混ぜていく

ここでしか作れない「職人ならではのいい塩梅」がある

例えば使うのは純国産の「さくら卵」と、静岡で育った牛から搾った牛乳。
美味しさはもちろん、プリンと一番相性の良いものをチョイスしています。
また、玉華堂のプリンは“茶碗蒸し”のような
「湯せん蒸し」の方法で蒸し焼きしています。
そしてその蒸しの工程では、その日の天候や温度などによって
火加減を秒単位で変えるのだそう。
その見極めを可能にしているのは、他ならぬ蓄積された職人の経験。
これは大きな工場で、与えられた環境下で作られていては
決してできないことです。

「プリンは、裏ごしや蒸しの工程などは極めて単純。だからこそ奥深いですね」
工程自体がシンプルだからこそ、
厳選した素材、配合、焼き加減…
信頼できる職人の腕と勘(=「塩梅」)が問われます。
そんな中、和菓子職人が作る玉華堂のプリンは、もう一度食べたくなる、
絶妙な味わいに仕上がるのです。

瓶に流し入れるのも手早く手作業で
瓶に流し入れるのも手早く手作業で
蒸し焼きしていけば完成
蒸し焼きしていけば完成

—— HI NO MEGUMI ——

“和菓子は、日本の魅力を伝える手段”

和菓子とは本来、地元の素材を使って季節感を楽しんだり、
年中行事に使用されたりと、日本人の生活と関わりの深いもの。
「和菓子は、生活の中で疎遠になった日本のいいところを伝えていくツールだと
 思っています。」
そうして作られたのが「みかん饅頭陽の恵み」です。
もっちり、ふわっとした食感。
三ヶ日みかんの酸味とバターの甘みを組み合わせることで、
ミルクの味を生かしながらもさわやかな味わいは、
緑茶はもちろん、紅茶やコーヒーにも合いそうです。

異なる角度からも、
玉華堂は和菓子を伝え続けていくのです。

みかん饅頭陽の恵み
店内写真
店内は和菓子もケーキも一様に並ぶ
店内は和菓子もケーキも一様に並ぶ

お菓子に隠れた、お客様への想い

玉華堂では、いろんなお客様が楽しんで、美味しく味わってもらえるように
多い時では、10種類以上もの新商品の開発を行っています。
さらに、販売後の商品に関しても、今でもなお改良を重ねているというから驚きです。
「毎日食べても食べ飽きない味にしたい。
改良を重ねるのは、お客様の要望もあるけど、もっとお客様の笑顔をみたい。」

口に入れるのはどんなお客様なのか?
最大限に想像を働かせ、決して「ひとりよがりにならない」味を。
だからこそ、玉華堂のつくる商品は洗練された中にも「温かみ」が感じられるのかもしれません。

玉華堂 外観 店内には様々なお菓子が並んでいます 店内の欄間にはさりげなく「玉華堂」の文字が!
店内の欄間には
さりげなく「玉華堂」の文字が!
陽の恵みはお客様から大好評!

shizumo スタッフレポート

玉華堂にとって、人々に寄り添い続けるという信念は、
時代が変わっても、作るものが変わっても決して揺らぐことはない旗印です。
それでもこの多様化の現代で、その信念を守り続けることは並大抵のことではありません。
様々なニーズに合わせたお菓子の開発をし続けること。商品の改良を続けること。
毎日、昨日までの壁を乗り越えるには、どれだけの根気と努力がいるのでしょう。
明治からの歴史を重ねながら、それでもなお、もっと前へ。
前進し続ける玉華堂のお菓子を食べて、しずモスタッフは元気もいただきました。

Writer:ほた子

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