ホットファーム

クリーンな環境で育てる、
浜松の一番星。

浜松駅から車で30分。市街地を抜けて見えてきたのは広大な浜名湖。
風の強い橋を渡ると、今度は緑いっぱいの道に抜けていきます。
日光が燦々と降り注ぐ中、見えてきたのは大きなハウスが並んだ景色。
ここが、ホットファームの経営する、「アップルスター農場」です。

①きれいなトマトの苗が並ぶハウス内 ②梅林さん ③野口さん
①きれいなトマトの苗が並ぶハウス内 ②梅林さん ③野口さん

トマトの一生がわかるトマトハウス

「ここでは育苗から収穫まで、トマトの一生が一日でわかるんですよ」
そう言って案内してくれたのは、統括マネージャーである梅林さんと、
実際に栽培に携わっている野口さんのお二人。
どういうこと?とハウスに一歩足を踏み入れると、
広々としたハウスの中で綺麗に育ったトマトの苗がお出迎えしてくれました。

季節によって変わっていくトマトの姿

通年栽培

ホットファームのトマト栽培には、特徴的なキーワードがいくつか挙げられます。
その一つは「通年栽培」。
一般的な農家の方だと、トマトの栽培は時期に合わせて1年に2回ほどの苗を植えるそうです。
しかし「アップルスター農場」では、1つのハウスで3.5回を実現。
ハウスごとに育て始める時期が違うので、年間の合計では、14回も植えることになります。
こうやって収穫時期をずらしています。
そして、収穫が終わったハウスは、また新しい苗を育て始めます。
だからハウスごとに、見られる景色は全く別物。
この栽培方法が、トマトの通年栽培を可能にしているのです。

大量のトマトの中にはこんな形のものも!
大量のトマトの中にはこんな形のものも!

農業×IT

通年栽培、といっても、野菜は生き物。同じ条件下で育てても、
その形や実の大きさには個体差やクセが出てきます。
それでもできる限り安定して栽培や出荷ができるよう、
アップルスター農場のトマトは、徹底的にデータ管理されています。
県内の大学をはじめ、関東、近畿の大学とも産学連携し、
1年以上のスケジュールが組まれているんです。
そして日々、自分たちでも養液の灌水方法や、実際に現場を見ながら、
細かい部分まで話し合って決めているそうです。

小さな苗

小さなトレイ、大きなスケール

「アップルスター農場」のハウスは、通常のハウスのように地面に土がありません。
秘密はこのトレイにありました。
もともとイチゴ栽培で使われていたというこのトレイの容量はわずか250ml!
350mlの飲料缶より小さな、コップ1杯分のこのトレイに“ココピート”とよばれる
培地を入れて、1つにつき1本のトマトの木を育てていきます。
そして収穫するころには根っこが栄養を求めてびっしりと伸びているのがわかります。
ハウス全体の面積は約8300平方メートル。
収穫量もトレイの量もかなりのスケールで作られているんですね。

ココピート

ココピート

ココピートは、ヤシの実の殻を砕いて発酵させた天然素材のものです。
従来の石綿を土の代わりに使用する方法とは異なり、収穫が終わった後に、
畑で耕せばすべて土に還るのがエコなポイント。
その分、ココピート自体には微生物や肥料などが一切入っていないので、
育てるのは普通より大変なんだそうですよ。

トマト

“アップルスター”の由来

『アップル』は、りんごのように赤いトマトを出荷しているのが由来。
一般の市場に出回るトマトだと、実が青いうちから収穫してしまうことも多いそうです。
こうすると、実は自然と赤くなるものの、早い段階から栄養を奪われたトマトは
どうしても旨味が少なくなってしまいます。だから、アップルスタートマトは、
出荷ぎりぎりまで赤くしたものを収穫しているそうです。
そして『スター』は、“スターマーク”から。スターマークというのは
トマトのヘタの逆側にある、星形に広がる放射状のラインのこと。
これがはっきりしている方が美味しいんだそうですよ。

葉は枯れても、トマトは元気です
葉は枯れても、トマトは元気です

適度な酸味のある「糖度7度」

トマト好きな人が美味しいと感じるトマトとは?
その味を追及した結果、今のアップルスターの味にたどり着いたそうです。
現在でもスーパーなどに出向き試食販売をして、直接消費者の方の声を聞き、
栽培方法に反映させていっているとのこと。
季節に合わせて甘味と酸味のバランスを調整することでトマトが好きな人が
美味しいと感じる「アップルスター」の味を日々、研究されているのです。

ハウス内のハチ

マルハナバチは減農薬のあかし

あるハウスに行くと、ハチが元気に室内を飛び回っていました。
このハチは受粉の役割を担ってくれる助っ人ならぬ助っ蜂。
これも農薬をできる限り使用していないからできること。
「アップルスター農場」のトマトは「残留農薬0」。
専門機関で残留農薬検査をして、本当に安全なものを作り続けているのです。

広いハウスは手間もかかるが、取れた時の達成感もある
広いハウスは手間もかかるが、
取れた時の達成感もある
いったん重力で下に下がってから、まっすぐ上に伸ばしていく
いったん重力で下に下がってから、
まっすぐ上に伸ばしていく

“理解すれば返ってくる”トマトの魅力

「トマトは食べられることなんて考えてないんですよ」
なんと、トマトは放っておくと、自立できないのに一番最初に花が咲き、
実がなるとその重さで地面について腐ってしまうそうなんです。
更に、どれだけデータを集めて分析しても、その年の天候などに
左右される農業は、“去年と同じ”ではうまく育てることはできません。
「トマト“様様”で動いています」
手のかかるこどものようだ、と笑うお二人。
「トマトが欲していることを受け取って、それを返してあげること」
そのサインに気づくのが、アップルスター農場のスタッフなのでしょう。
「手間のかけ方で育ち方が全然違うのがおもしろいですね」
ベテランの方になると、花の形でこれから生る実の大きさや形がわかるそうですよ。

休憩風景

ホットファームのこれから

ホットファームが目指す先は「誰もが地域に貢献できる共生社会の実現」。
毎年、日本の耕作放棄地が広がり続ける中、ホットファームはその放棄地を活用した農園を営んでいます。そしてその農園は、
高齢者や障がい者の方をスタッフとして雇用し、それを生きがいや自立の促進に繋げられる「ユニバーサル農園」。
この取り組みが年間を通してできるのは、通年栽培であるからこそのことです。
「福祉」と「農業」の連携。これからの日本に必要なもの。
ホットファームは、ずっと先を見据えた活動を行っているのです。

生産者

日々、進化

2010年からトマトを作り始め、「“ホットファーム流”というのがようやくできてきました」
そう言う野口さんですが、それに続いて出てきたのは「これっていう正解はないので」という言葉。
ホットファームはこれからも、ITを駆使しながら”よりおいしく、よりたくさんの人に幸せを届けられるように”
進化を繰り返していきます。

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