エムスクエアラボ エムスクエアラボ

エムスクエアラボ お話を聞いた原田 大輔さん エムスクエア・ラボ代表加藤 百合子さん

菊川市。市役所の近くの通りを走っていると、ある看板が目につきます。
看板に書かれた、その名前は『株式会社エムスクエア・ラボ』。
この会社、「農業について熱い思いを持っている」会社。
今回は、この『エムスクエア』で働く原田大輔さんにお話を伺いました。
『エムスクエア・ラボ』を立ち上げたのは、加藤百合子さんという方です。
加藤さんは大学で農業を学び、その後、農業のシステムやロボット開発などの仕事に
携わってきたそうです。
「農」と「工」、どちらの仕事も経験した加藤さんは、さらに出産、子育ても経験。
母親としての子どもたちへ届けたい「安心、安全」、そして「これからの社会」――。
こうして加藤さんが2009年に立ち上げたのが、『エムスクエア・ラボ』。
農業も、工業も、そして母親が思う、子どもたちへの思いも、
全部が詰め込まれた会社です。

エムスクエア・ラボ
赤いロゴの『エムスクエア・ラボ』は“MaMa”のMが2つ、という意味。
母親としての視点から取り組みを行う『エムスクエア』らしいロゴだ。

エムスクエアが取り扱う野菜は多種多様だ エムスクエアが取り扱う野菜は多種多様だ

“ベジプロバイダー”という仕事

原田さんが携わっているのは、“ベジプロバイダー”という事業です。
「人と人とが繋がることを大事にしてやっています」
そう原田さんの言う通り、この事業は、生産者である作り手と、
購入者である使い手を繋げることを目的とした事業。
生産者の方と取り組みを始めるにあたり、その生産者の方に詳しいお話を聞き、
どんな食材を、どのくらいの量、そしてどんな思いで作っているかを
じっくりと聞くそうです。
そして購入者の「こんな野菜が欲しい」というリクエストを、
取り組み先の生産者さんから探し当て、繋げていきます。
“ベジプロバイダー”が間に入ることで、作り手を理解したうえで、
その野菜を買うことができるのです。

出荷前のトマト。赤々としているのは完熟の状態で収穫してすぐに出荷することができるから。 出荷前のトマト。赤々としているのは完熟の状態で収穫してすぐに出荷することができるから。

一番の状態で届けたいから

さらに“ベジプロバイダー”が出荷する野菜は、
仕入れから発送までが早いため、
新鮮な野菜たちを手に入れることができるそうです。
たとえばトマトなら、現状の大手の流通だと、
青いまま収穫してしまって、
流通させている間に赤くさせるそうです。
でも、この仕組みだと「味がのらないんです」と原田さん。
ベジプロバイダー”は、こだわりのある生産者と
取り組んでいるからこそ、最高の状態で届けられられるような仕組みを作っています。

〈やさいバスとバス停〉
生産者がバス停まで野菜を出荷し、飲食店など使い手がバス停まで野菜を
取りにいくことで、野菜の共同配送を実現する仕組みが“やさいバス”。

やさいバス

河原崎農園の『プチルージュ』という艶のあるミニトマト。作り手は強い想いでこだわりを持って作り続ける生産者の一人だ。 河原崎農園の『プチルージュ』という艶のあるミニトマト。
作り手は強い想いでこだわりを持って作り続ける生産者の一人だ。

見るのは数字でなく、その人自身

“ベジプロバイダー”の取り組み先は、すべて合わせると100を超えます。
「おいしいの定義は難しいけど、こだわってやっているとか、
想いを持っているとか、会話から生まれて信用できる人とだけ
取り組んでいます」
糖度が何度以上で、出荷量はこの量以上で……。
こうやって数字で区切ると、単なる卸業者と変わらない事業になって
しまいます。数字ではなく、顔を見ること。
一番大切なポイントだからこそ、“Face to Face”という、
最もアナログな方法を貫いています。

“ベジラボ”では、自分たちで畑をつくり、野菜づくり、出荷まで行う “ベジラボ”では、
自分たちで畑をつくり、
野菜づくり、出荷まで行う

畑に入るからこそわかること

また、農業生産法人として『ベジラボ』も立ち上げ、自分たちで畑を作り、野菜を育てています。
生産法人を立ち上げたのは、生産者の方の現状や悩みを直接聞いて、身をもって体験するためです。こうして作り手と『繋がっている』からこそ、生産者の方々が『日常』抱えている悩みを吸い上げることができるのです。

そんな悩みの数々を解決するために作られた、『エムスクエア』の事業は多岐にわたります。
別会社として立ち上げた「ベジラボ」、生産者と使い手を繋げる“ベジプロバイダー”をはじめとして、県内に野菜のバス停をつくり、新たな物流・流通ルートを低コストで作る“やさいバス”、生産者の方に経営感覚を身に付けてもらい、生産者を助けるための“カイゼンラボ”……。
そのすべては、『エムスクエア』独自の新しい視点があってこそ、創り出すことができた取り組みです。

畑が好き、野菜が好き

畑が好き、野菜が好き

原田さん自身、以前は都内で暮らしていたそうです。
「売ったりはしていなかったけど、もともと育てるのは好きでしたね」
都内で暮らしながらも、庭で野菜を育てるのが趣味だった原田さんは、
叔母がいちご農家を始めたこともあり、休みの日には手伝いに行っているそう。
『エムスクエア』で働く方たちは、きっかけや分野は違えど、
皆さん“農業”に関心がある方たちが集まっています。

スタッフレポート

~これからのこと~

原田さんのお話を聞いていて、“今の農業を変えたい”そんな思いが伝わってきました。
創り出されていく新たな事業。
そして決して独りよがりのことではなく、生産者の悩みや思いに根差したものでした。
『エムスクエア・ラボ』のコンセプトは“農業×Any=Happy”。
新しい視点から生み出されるこの取り組みと情熱が、多くの人の笑顔と、
これからの新しい農業を作っていくのだ、と確信しました。

Writer:ほた子

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